【ウマ娘　プリティーダービープレイレポート】

【そもそもウマ娘 プリティーダービーとは？】

Cygamesが開発・提供しているスマートフォン向けゲームアプリ、及び同ゲームを中心としたメディアミックス作品。ゲームのジャンルは育成シミュレーション。

【ゲームのあらすじ】

走るために生まれてきた存在、『ウマ娘』。

彼女たちは、現実世界の競走馬の名前と魂を受け継ぎ、また次の世代に託していく星の元に生まれた。　

プレイヤーは、トレセン学園に入学したウマ娘たちのトレーナー。自分が担当するウマ娘を育成し、より大きなレースに出場することがこのゲームの目的だ。

【このゲームの良い点】

・3Dグラフィックが、ストーリー・レース・ライブパフォーマンスの全てにおいて、とても綺麗な点。推しているウマ娘たちが美麗な3Dグラフィックで動いている姿が見れるのは、これまでウマ娘を応援してきたファンなら嬉しいはず。

・レースで一位になったウマ娘は、レース後のライブでセンターで踊ってくれて、それがとても可愛い。

・楽曲数も多く、レース毎に解禁される曲も増えていくので、ライブも非常に見応えがある。

・ライブシアター機能があるため、楽曲と自分の推しているウマ娘(メイン・バックダンサー)を選べば、自分だけのオリジナルライブパフォーマンスを楽しむことができる点。

・史実の競馬で活躍した競走馬たちが60頭以上実装されるため、競馬ファンならこれまでの史実のレースの熱いドラマを自身が体験することができる。

・レース中は、実際の競馬と同じように実況と解説があるので、より臨場感を感じることができる。

・育成したウマ娘を次の世代に継承していくことで、より強いウマ娘を育成できる点は競馬ファンには嬉しいシステムだと感じた。

・チュートリアルをスキップすることが可能なため、ゲーム開始から1分もしないでリセマラすることが可能な点。

・低レアリティのウマ娘でも育成次第で活躍させることが出来る点。

・育成パートの最中も、イベントが多くウマ娘同士の掛け合いがとても可愛い。可愛い女の子同士のやりとりが好きな人は見ていて幸せな気持ちになると思う。

・育成難易度自体もそこまで難しいものではなく、育成ゲームをやったことがない人でも楽しめる難易度なので、競馬は好きだけど普段ゲームはしない人にもオススメできる。

・イベント簡略機能が段階に分かれており、ストーリーを楽しみたい人、育成を高速で行いたい人のどちらにも対応できている点。

・今まで競馬を見たことがなく、ルールが分からない人でも置いていかれることのない内容になっている点。

・史実の競走馬の見た目や性格、経歴、スキル等がゲーム内のウマ娘にも反映されている部分が多く、史実の名馬に対するリスペクトを感じる。

【このゲームの悪い点】

・ストーリーは縦画面で行うが、ライブは(基本的に)横画面で行われるので、スマホの向きを変えるのが面倒に感じる。

・ホーム画面からメニューを開く際、達成したミッションがあると画面上部に表示されてメニュー画面が開きにくい。

・実装されているウマ娘の数がまだまだ少ないため、同じウマ娘がガチャ内で被りが頻繁に起きる。

・(イベント簡略機能を使わない場合は)サポートカードを使ってウマ娘を育成していくが、実装されているサポートカードの数が現状少ないためか、育成中に同じイベントを何度も見ることになる。　　

・育成難易度はそこまで高くはないが、システムが複雑で慣れるまでやや時間がかかる。

・レースで敗北すると、育成が強制終了になるレースが何度も登場する点。

・プレイヤーレベルという概念がないため、スタミナの回復の上限が100から変わらないことと、スタミナが1回復するのに現実時間で10分かかるのは遅すぎると感じた。

【評価が分かれる点】

・良くも悪くもレースが始まるとプレイヤーは見守ることしかできない点。

プレイヤーは、レース中は何の関与もできないので、よりレースに緊張感が出るように感じる。ただ、プレイヤー自身もレースに関わり、相棒のウマ娘と共に戦い指示を出したい人には物足りなさを感じると感じた。

【オススメできる人】

・このゲームを事前登録から心待ちにしていた人

・アイドル系のゲームが好きな人

・育成ゲームが好きな人

・競馬だけでなくアニメやゲームも好きな人

【オススメできない人】

・育成ゲームよりもアクションゲームが好きな人

・同じキャラクターを複数回育成することが苦痛に感じる人

・アイドル系のゲームが苦手な人

・スポーツとしてではなく、ギャンブルとして競馬が好きな人

【まとめ】

競馬×美少女というジャンルという異色のジャンルの本作だが、競馬ファンならインストールする価値は大いにあると感じた。

ただ、ゲームにアクション要素を求めているプレイヤーには、本作は物足りなく感じてしまうと感じる部分があった。

プレイヤーによって評価が分かれるであろう今作だが、コロナ禍で中々競馬場でレースが見に行けない競馬ファンは、このゲームを通じてレースを体感してみてはいかがだろうか？